しのばずいけまち研究会コンセプトブック2021
上野プロジェクトでは、東京大学のある本郷からもほど近く、豊かな街路文化を有する上野を舞台に、池とまちの接点からウォーカブル都市を構想しています。
2021年度から「不忍池ととともに生きるまちづくり」をテーマに、地元のみなさまと合同での研究会を立ち上げました。不忍池南側を走る広幅員道路・不忍通りを「クルマからヒトへ」の視点からリデザインできないかと考え、有志での調査・ビジョンづくりをはじめています。研究会の名前は地元の方々のアイデアで「しのばずいけまち研究会」に決まりました。2021年度の研究会で活動内容・ディスカッション内容をまとめた『しのばずいけまち研究会コンセプトブック2021』がこの度完成しました。そのPDFを公開します。
冊子をご希望の方ならびに研究会にご関心のある方は、shinobazu-ikemachi[at]ud.t.u-tokyo.ac.jpまでご連絡ください([at]を@に置き換えてください)。
Ueno Project team has released "SHINOBAZU IKEMACHI CONCEPT BOOK 2021". This is an urban design idea booklet with a walkable city concept created in collaboration with local residents. You can check the pdf document from the URL below.
shinobazu-ikemachi-concept-book-2021.pdf
2022年度、しのばずホップPJ 開幕。
みなさんホップという植物はご存知でしょうか?そうです、ビールの原料のあれです!
上野PJでは昨年度から、不忍池を望むビルの屋上でホップを育てています。
屋上でのグリーンルーフづくりと、地ビール「不忍エールエール」の原料に使用していただく目的で、しのばずホップPJは始まりました。
申し遅れましたが私、しのばずホップPJリーダー、まちづくり研究室M2の池内亮太と申します。
昨年度育てたホップの株が大きく立派に育ったため、4月11日にホップの株分け会を開催しました。地元の皆さんと一緒にホップを鉢から掘り起こし、株を切り分けました。
大きな鉢いっぱいに根を張った株を掘り起こすのは一苦労。
植え付けを終え、心地よい風が吹き抜ける屋上から眺める不忍池は壮大でした。
株分けの結果、9株がなんと20株以上に増えました!
部の株は地元の方が持ち帰り、手元で育ててくださることに。
とある屋上から始まったホップ栽培が、不忍界隈に広がっていきます。
夏にはグリーンルーフで地元の皆さんと不忍エールエールで乾杯したいな。
今年も豊作を祈りながら、筆をおかせていただきます。
第2回アーツ&スナック運動開催!
こんにちは。M2の河崎です。
上野PJでは「第2回アーツ&スナック運動」を10月下旬の3日間にかけて開催しました。一昨年に引き続き、今年で2回目となる本企画では、まちの「ガイトウ」を使って多くの方に街の文化を味わっていただきました。
ガイトウスタンド×EMARF
こんにちは。修士2年の河崎です。
上野PJでは昨年製作した街灯に寄生する家具「ガイトウスタンド」をベースに、デジタルファブリケーションサービスEMARF(https://emarf.co/)を利用して、新しい木製ガイトウスタンドをデザイン・製作しました。
うえの&ゆしま ガイトウスタンド&テラスDEBUT!
こんにちは!地域デザイン研究室M1の植田です。
今回は、10/14から10/16の3日間にかけて行われた「うえの&ゆしま ガイトウスタンド&テラスDEBUT!」についてご報告したいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大により「夜の街」への外出自粛が要請され、都心の多くの繁華街で客足が遠のきました。私たちが活動している池之端仲町通りも、例外ではありませんでした。
オンライン発表 & 討論会!
M2の砂川です。今回は6/11に行われた討論会の様子をお伝えしたいと思います。
当日は、東京都市大学都市生活学部都市空間生成研究室(中島伸研究室)のみなさまがTTT(トーキョートラムタウン)構想について発表し、私たち上野プロジェクトは「アーツ&スナック運動 上野と湯島をつなぐ文化的歓楽街の再生論」という題目で発表をしました。
この記事では当日の発表スライドを使って、以下の2点に絞ってご紹介したいと思います。
1)アーツ&スナック運動の現在
2)2つのプロジェクトを通して見えてきたこと
1)アーツ&スナック運動の現在
間口の狭いソシャルビルが立ち並ぶ池之端仲町通りは繁華街としての顔をもちます。2000年代以降悪質な客引きが増え、治安の悪化が問題になると商店街はこれを改善しようと動き出します。そうしたことを背景に都市デザイン研究室はまちの新たな方向性を模索しています。「アーツ&スナック運動」はその過程であり、成果ともいえます。
現地調査と地元のビルオーナーさんとの勉強会を通して、私たちは「空きスナック」を発見しました。これらをまちの新たな文化資源としてとらえ、その活用を実験したのが「第1回アーツ&スナック運動」でした。
当日は「空きスナック」に「アーツ」を挿入し、様々な使い方を提示しました。「空きスナック」を超短期で貸すことの手応えを地元のビルオーナーの方々からも伺えまして、今後日常的に展開できる仕組み作りの機運が高まりました。課題点として、ブラックボックスである空きスナックへのアクセシビリティを高める上でビルの入り口の設えにより工夫が必要なこと、またまち全体の雰囲気を変えていくにはビルのみならず路上空間のより広範囲な活用が不可欠であることが共有できました。
当プロジェクトでは、ソシャルビル調査の中で、空きテナントを含め5つの「空きスペース」をこれまで発見しました。社会実験を通して見えてきた上階の空きテナントへの心理的・物理的な辿り着きにくさを解決するために、5つのスペースをそれぞれ活用しつつ、それらを立体的につなげる空間戦略を提案しています。
現在も、それぞれの空間が池之端仲町の新たな一面を演出できるよう、具体的な利用者を想定しながらアイデアを膨らませています。
2)2つのプロジェクトを通して見えてきたこと
私たちは「空きスナック」をはじめとした小さな空間を段階的につなげていくことを主題とした一方で、「TTT(トーキョートラムタウン)構想」は上野駅から浅草まで伸びる大きな都市軸を主題としました。そして、私たちは社会実験をはじめとした「実践」からアプローチしていることに対して、都市空間生成研究室は未来の姿を描く「構想」からアプローチしているという捉え方ができるかもしれません。「実践」と「構想」の両方を往来することが時代の変化に対応するこれからの都市デザインには必要だと認識はしていましたが、改めて大きなヴィジョンのもつチカラを感じました。TTT構想は、交通と空間の両方をデザインすることで、まちのイメージを変えることにとどまらず、新しい人々の生活のありかたも提示しているように思えました。新しいからこそ、当日は様々な議論を生みました。私たちは「アーツ&スナック運動」のなかで、現状のまちの課題と向き合いそれらの解決策を考え、実践してきました。そうした実践をふまえ、いまいちど、未来にどういう空間を残したいか、まちが将来どうなっていて欲しいかという思いを絵にしたいと強く思いました。
このような刺激を与えてくださった東京都市大学都市生活学部都市空間生成研究室のみなさまに、この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思います。
自宅から上野について考える
お久しぶりです!M1の園部です。
上野プロジェクトでは、昨年9月に開催した第1回に引き続き、第2回アーツアンドスナック運動(以下、AnS運動)(https://www.ikenohata-nakacho.com/)を5月に予定していましたが、COVID-19の影響で延期(開催日未定、中止の可能性あり)となってしまいました。今回は、COVID-19を受けて地元ビルオーナーと考えているアイディアの一部と、上野プロジェクトとして今年度取り組む予定のテーマについて紹介します。
アーツがまちをジャックする2日間
こんにちは!M1の砂川です。
上野プロジェクトではこれまで地元住民をはじめとした多くの方々とまちの再生を目指して、リサーチと勉強会を行ってきました。9月20、21日に「アーツ&スナック運動」というタイトルで行ったイベントはその成果のひとつといえます。今回は、このイベントの内容を少し紹介します。
第1回 池の端仲町かいわい 空きスペース活用ミーティング 開催!
こんにちは。M2の小田島です。
この度は、4月19日、上野の仲町通りにて、ビルの空きスペースを活用したまちづくりを進めるために行われた勉強会『池の端仲町かいわい 空きスペース活用ミーティング』についてご報告させていただきます!
上野スクエアまちあるき実施!
こんにちは、M1の山口です。
4月16日に東京文化資源会議上野スクエア構想検討委員会の方々と共に、『上野スクエアまちあるき』を実施しました。
そのときの様子を報告いたします!
▲上野の歓楽街となっている仲町通り