こんにちは。修士2年の河崎です。
上野PJでは昨年製作した街灯に寄生する家具「ガイトウスタンド」をベースに、デジタルファブリケーションサービスEMARF(https://emarf.co/)を利用して、新しい木製ガイトウスタンドをデザイン・製作しました。
▲昨年製作した「ガイトウスタンド」
昨年の「ガイトウスタンド」は金属ラック・ピザ皿・マグネットを組み合わせたデザインで、実際に社会実験「うえのゆしまガイトウスタンド&テラス」を行いました。(こちらの詳しい情報については以下のリンクからご覧ください。https://www.ikenohata-nakacho.com/201009-gaitostand)
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このたび製作したものは純木製のガイトウスタンドであり、池之端仲町商店会の六角形の袴をもつ特徴的な街灯にぴったりと収まる、EMARFを使った精度の高い加工技術ならではのデザインとなっています。
▲扇型の天板を組み合わせることで円形テーブルをつくる「en-taku」タイプ
▲おぼん部分を取り外してまちを回遊しテイクアウトする体験を楽しむ「obon」タイプ
この純木製ガイトウスタンドは全ての部材が木でできているため、「まちに温かみが出た」「遠目から見たときに木製の脚が立面として見え、視認性が高い」というような意見を地元の方々からもいただくことができました。
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外飲みもなかなかできないような状況ですが、これからも増え続けるであろうオープンエアのなかでの飲食の需要を受け止め、屋内の店と屋外のストリートをつなぐ中間領域的な家具として、また飲食利用にとどまらない多様なアクティビティを受け止める家具として、これからもデザインのヴァージョンアップを続けていきたいと思います。