こんにちは。M2の小田島です。
この度は、4月19日、上野の仲町通りにて、ビルの空きスペースを活用したまちづくりを進めるために行われた勉強会『池の端仲町かいわい 空きスペース活用ミーティング』についてご報告させていただきます!
上野プロジェクトは、昨年度、第二次上野スクエア構想のとりまとめとして、上野スクエア内の文化資源の調査や提案のとりまとめた報告書の作成を行ったほか、昼と夜のスクエア内の性格の違いに着目した資源マップ作り、これらを材料にしたシンポジウムとフォーラムの開催を行って参りました。
今年度は、これまでの調査をもとに実際に活動を行っていくフェーズ(第三次構想)に入ります。具体的には、上野スクエアの中心部に位置する仲町界隈を対象エリアとして、空きテナントや空きスペースを活用した空間再生プロジェクトを実施していきます!
仲町界隈は、古くは待合が多く存在していた歴史あるエリアで、現在も数多くの伝統的な工芸品を扱ったお店、東京藝大が近くにあるため、画材を扱っているお店など、多くの老舗が集まっています。一方で、風俗店が過度に露出していること、空室を持ったビルが数多く存在しているなどの問題を抱えています。これらの空室や屋上などの空きスペースを利用して、そこに新たな用途や要素を入れることで、いくつかの点として新たな活動を生み出し、それを周辺に波及させていこうというものです。
プロジェクトの実現へ、当面は本年度夏~秋に空きスペースを使ったイベントを行うことを目標に活動をしていきます。まずは仲町界隈の現状を界隈にビルを持つオーナーの方々と共有し、今後の方向性(コンテンツ、運営主体などについて)を共に考えていくことが勉強家の趣旨となっています。
第一回ミーティングは、実際に参加者の方の所有しているビルの空きテナントを使用させていただきました!内容としては、都市デザイン研究室が事前に行った仲町界隈のテナント調査の結果の共有とともに、初回ということもあり参加者の方々顔合わせを中心に行いました。
▲仲町調査の際に第1回ミーティングの会場を見せていただきました。非常に趣があり良い空間です。
▲ミーティングの様子。都市デザイン研究室の調査結果を発表しています。
これまで把握できていなかったものの、実は近辺で行われている新たな試みについての情報を共有することができたり、仲町界隈への想いを伺うことができたりと、今後に向けての機運が高まる会とすることができました。
空きスペース活用ミーティングは今後1か月に1回のペースで開催する予定です。今後の上野プロジェクトの展開にご期待ください!