上野PJでは中島准教授が委員長をつとめる東京文化資源会議・上野スクエア構想において、「上野周辺の文化資源を再発見し、魅力的なまちにする」ことを大きな目的に掲げて様々な提案を行なっており、学生は上野スクエア会議の事務局という位置付けで携わっています。
▲委員会の様子。会場は不忍池のすぐ南、ホテルパークサイド。カーテンの向こうには池の植栽
今回の検討委員会のテーマは、「不忍池の魅力の向上」。上野には美術館や博物館といった「ハイソ」な文化資源もたくさんあるけれど、今回は庶民的な文化=「ポップ」な文化資源に着目して、歴史的にその中心地であり続けた不忍池についての提案をしました。
当日は永野助教を筆頭に僕たちのプロジェクトチームが作成した提案をたたき台として、まず委員やオブザーバーたち30人ほどの前で発表を行います。時間に追われつつ徹夜で作成した資料は永野助教がプレゼン。
「不忍池の敷地の中に駅を作ったらいいんじゃないか?」「サイクリング用の専用路を空中に作ったら面白そう」など随分と奇抜な提案も盛り込んだこともあって、皆さんがどんな反応をするのかちょっとだけ不安だったけれど、内容たっぷりで30分にも及ぶプレゼンは…概ね好評でした!
その後、発表資料と上野・不忍池の地図を机に広げ、早速ワークショップが始まります。
▲ワークショップの様子。付箋やマーカーで地図が埋まっていく
委員の方が2班に分かれ、中島准教授や永野助教が議論のファシリテーターとなりつつ進行していきました。「この案はあり得そう」「ここはもっとこうした方がいいのでは」など、活発な意見が交わされましたし、調べただけではわからなかった上野・不忍池の歴史なども聞くことができて、とても有意義な会議だったと思っています。
次回の大きな会議は、9月の27日に行われる地元の関係者に向けた協議会になりそうです。その先にもまだまだ大きな山が控えていますが、一つ一つ乗り越えていけるように頑張ります。