北沢猛先生遺児支援基金に関しましては、皆様方から多くの暖かいこころざしを頂き、ありがとうございました。本郷の都市工学科分と柏の新領域創成科学研究科分とを合わせて、のべ148名の方々から総額4,021,153円の募金を頂戴いたしました。
この基金全額を2011年4月1日に奥様、北沢良枝様に直接お渡しすることができました。奥様からは皆様にくれぐれもよろしくお伝えくださいとの伝言をいただいております。
ここに謹んで、北沢猛先生遺児支援基金の経過を皆様にお伝えし、これをもって支援基金の会の活動を閉じますことをご報告いたします。
ご支援、本当にありがとうございました。

卒業生と友人のみなさまへ

この度、3月11日の巨大地震がもたらした困難な状況に対し、みなさまから温かい心遣いと励ましをいただき、大変感謝しております。幸いにも、研究室のメンバーは全員無事でおり、私たちの建物も大きな被害は受けておりません。
刻々と伝えられる、多くの人々の人生や地域の多大な損害に、言いようのない衝撃と悲しみを覚えております。東北の被災地には、私たちにも縁のある多くの地域が含まれます。
まだまだ予断を許さぬ状況ではありますが、落ち着き次第、地域の復興と将来に向けて、できる限りの貢献をしてまいりたいと思います。今後とも私たちの活動を温かい目で見守っていただければ幸いです。

敬具

東京大学都市デザイン研究室一同
2011年3月16日