松本市現地調査報告会
20世紀都市遺産プロジェクトでは、全国144都市を対象とした昨年度に続き、今年度は具体的にいくつかの都市にぐっと迫っていき、リサーチを行っています。
7月に小田原市、9月には前回の記事でも触れているように松本市を対象に現地調査を実施していますが、去る11月9日、松本市調査をまとめた報告書ver1を作成し共同研究者の方々を招いて報告会を行いました。
松本調査 市街地分析から学ぶまちの読み解き方
こんにちは、M1の王です。
20世紀都市遺産プロジェクトでは、9月14日から16日まで松本市に行き、現地調査を行いました。
事前の調べによって作成した資料をもとに、城下町をはじめとする多種多様な市街地をめぐりました。15日から渡邊先生と平井さんにも参加して頂き、徹底的に各タイプ市街地の特徴や問題点を分析・検証し、熱い議論が繰り返されました。
本年度のまとめに向けてデータと格闘中!
こんにちは。M1の河合です。
今年度、20世紀都市遺産プロジェクトでは21世紀に引き継ぐべき都市ストックは何なのか?都市のどこにあるのか?を考えてきました。
調査対象都市を143都市挙げ、それらの都市のDID人口やDID面積の変化率などの数値データやDID範囲の変遷を追ったり、夏休みにはメンバーが実際の都市を調査に行くなど様々な取り組みを行ってきました。
これから年度末に向けては、今年度の調査のまとめをしていきます。
第2回20世紀都市遺産セミナー開催!
20世紀都市遺産プロジェクトでは、これまで日本全国の都市の人口増加率や人口集中地区の変遷の分析、さらには実際にメンバーが日本各地の現地調査をするなどの活動を通して21世紀に更新・活用していくべき都市基盤の計画論の構築に取り組んできました。
今回の第2回20世紀都市遺産セミナーでは、国土交通省都市局公園緑地・景観課所管の地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(歴史まちづくり法)や景観法等を取り上げ、各事業制度がこれまでの都市形成に与えてきた影響を具体的に検証することをテーマに、国土交通省の舟引審議官、石橋課長補佐をお招きし、意見交換をしました。
(セミナーの様子)
20世紀都市遺産プロジェクト 現地調査を踏まえて
私たち都市遺産プロジェクトでは、夏休み期間を利用して、都市の更新可能性を探りに日本各地の都市の現地調査に行ってきました。
私は5日間で5都市を回るなかなかなハードなスケジュールでしたが、これからは調査のまとめ、分析をしていく必要があります。
このような形で、まちの更新状況をまとめてメンバーで共有しました。各々が調査したまちがいかに面白かったかを語り合い、それぞれが充実した調査をできたことがわかりました。
第1回20世紀都市遺産セミナー終了!
今年度から始まった20世紀都市遺産プロジェクト。具体的な都市の事例研究と、外部専門家へのインタビューによる20世紀都市遺産概念の構築を2本柱として活動しています。後者の公開インタビュー企画として、去る2014年6月18日、渡辺定夫先生をお迎えし「静岡・清水のマスタープラン立案過程とその後」と題した第1回20世紀都市遺産セミナーを開催しました。
当日は清水PJがお世話になっている静岡市の方をはじめ、30名超の方にお越しいただき、普段なかなか語られることのない丹下研当時のお話を沢山伺うことができました。
(会場からの質問に答える渡辺先生)
20世紀都市遺産プロジェクト、始まりました!
今年度から始動の新プロジェクト、「20世紀都市遺産プロジェクト」が4月下旬より始まりました。
このプロジェクトは、日本全国の都市を総覧しつつ、20世紀に創出された都市空間で評価すべきストック=「20世紀都市遺産」という概念の構築を図り、今後の都市ストックの評価と継承を理論化する、というものです。他のプロジェクトと少し違うのは、特定のまちに入り込んで調査や提案を行うのではなく、全国の都市を対象にマクロな視点をもちながら関わっているところ。20世紀の日本の都市設計に長らく携わってきた研究者・実務者の方々と協働研究チームを結成し、都市の類型化や事例分析、現地調査、さらに実務者の方へのヒアリングなどに取り組んでいく予定です。
去る5/28には、第二回目となるプロジェクトチーム全体ミーティングを行い、4月から進めていた調査の報告を行いました。
▼ミーティングの様子
今後は現在の調査を継続しながら、夏頃には詳細に見るべき都市を訪問して現地調査を行う予定です。
4月のキックオフからあまり目立った動きがない?ように思われるプロジェクトですが、今後は具体的にどんな調査を行っているかも含め、プロジェクトチームの動きをこちらで報告していけたらと思っています。(M1渋谷)