こんにちは、修士1年の神谷です。
今回は、9月研究室マガジン通常号でも取り上げさせていただいた、
大髙正人の展覧会「建築と社会を結ぶ―大髙正人の方法」(会期[2016/10/26-2017/2/5]、場所:国立近現代建築資料館)についてお送りします。
10月17日に会場に向けて模型の搬出が行われ、10月25日の内覧会の後、ついに26日から展覧会がスタートしました。
内覧会では、展覧会企画者の松隈洋先生や、ご友人代表としての槇文彦さんらのスピーチの後、自由に観覧する形となりました。
(私は内覧会終章間際に行ったので全然聞けませんでした。残念。)
我々都市デザイン研究室の学生と建築学専攻の岩田さんで手掛けた、三春町の模型も中央の台の上でスポットライトに照らされています。
他の大学が担当したどの模型よりも豊かな地形に特徴がある三春の模型は、他の模型の中でも一段と目立っています。
【写真
ここ、国立近現代建築資料館で開催される展示会は普段主に図面など二次元資料の展示が行われるのですが、今回はその図面を元に三次元の模型としてつくり上げたものを展示するという、珍しい回になっています。
大髙正人さんは小さな住宅から巨大な構想まで、非常に広い幅で設計していらっしゃったので、今回の展示は前川國男の住宅平面図から、地形を活かした広大な多摩ニュータウン案(未実施)まで、小さな住宅のスケールから巨大な都市のスケールを横断した展示がなされている、非常にダイナミックなものです。
1/500の模型を見ていると、吹けば飛びそうなものから堂々たる広島基町団地まであり、そのスケール感に圧倒されます。
緻密に引かれた数多の図面と我々学生たちが手掛けた模型たちを眺めながら、大髙正人の考え方や手法を感じ取っていただけたらと思います。
まだまだ会期は始まったばかりなので、是非お越しください。