こんにちは まちづくり大学院(社会人)M2の谷 守弘です。
去る9月10日に、私の職場「披露山庭園住宅」で視察案内をしました。越谷市のまちづくり団体から視察希望があり、せっかくの機会なので皆さんにもご案内を出したところ、研究室からは5名の参加がありました。
「披露山庭園住宅」は、東京駅から電車で1時間の逗子にあり、富士山や相模湾を望む高台にある200区画ほどの住宅地です。開発から43年を迎える郊外住宅地ですが、電柱や塀が無く、300坪の大きな区画、緩やかな傾斜地で眺望に優れ、緑の多いまちなみが特徴です。
▲会館会議室での説明(参加15名)
さらなる「披露山庭園住宅」の特徴は、私の研究テーマでもありますが、その住環境マネジメントにあります。住宅地管理主体は、開発販売後様々な経緯を経て、昭和60年に区分所有法の「団地管理組合法人」に移行し、住民自治(総会と理事会)で住環境の維持管理を図っています。
また、建築協定で、区画の分割禁止、建物高さ8m以下の他、厳しい規制がありますが、住民5名で構成する建築協定運営委員会が建築コンサルタントのアドバイスを受けて、その任を負うなど、様々な工夫があります。
視察案内では、建築協定やまちなみ環境維持管理に関する説明後、住宅地内を見ていただきました。関心のある方は、披露山庭園住宅のホームページhttp://hiroyama.jp/introductionでご覧いただけます。
研究室のメンバーとは、この後、海を眺めての昼食、逗子市内の昔からの別荘地跡を散策、修論テーマを肴に飲み会へと流れて、大変有意義な時間を過ごしました。