こんにちは。修士2年の若松です。
去る8月6日、アーバンデザインセンター宇治の拠点である中宇治BASEにて、中宇治まちづくりトークセッションが開催されました。中宇治地域のまちづくりに関わっている市職員や学生、地域の方々が集まり、前半ではそれぞれの行っている活動の共有が、後半では「子育てにやさしいまち・中宇治の将来像」というテーマのもとディスカッションが行われました。
中宇治地域では様々な主体による様々な活動がボトムアップ的に並行して進んでいます。前半のプレゼンテーションを通して、普段はあまり知ることのない他の方々の活動やその裏にある考え方に触れることができ、とても刺激的でした。
後半のディスカッションでは、子育て経験者なのか未経験者なのか、空間やサービスを使う側なのかつくる側なのか、といった違いから多様な意見が交換されました。「子育てにやさしい」や「まちづくり」といったトピックに対する参加者の考え方の違いがあったからこそ、会場全体を巻き込んだ議論が行われたのだと思います。
「部分」と「全体」の関係がどうつくられるかは、都市やまちを考えるうえで極めて重要な点です。まちのあちらこちらで起こっている活動が、それぞれ独立しつつも互いにゆるやかな関係や関心をもつことは、一つの大事な在り方なのではないでしょうか。今回のトークセッションを通して、そのようなことを感じました。