こんにちは。地域デザイン研からデザ研に転籍しましたM2の岡本亮太です。
プロジェクト報告会について報告させていただきます!
毎年恒例のプロジェクト報告会。今回は昨年に引き続きオンラインにて開催しました。
ご参加いただいた方々、コメントをくださった先生方、ありがとうございました。
2020年度の活動はどのプロジェクトも前例のないCOVID-19の影響下での活動となりました。このような困難な状況の中で、各プロジェクトが試行錯誤をし、工夫を重ねた1年だったと思います。プロジェクト報告会の中でも発表がありましたが、改めて各プロジェクトに
「コロナ禍において工夫したこと」をインタビューしましたのでお読みください。
○上野プロジェクト
2019年度実施していた空きスナック活用は、コロナにより屋内をパブリックに開きにくくなったことで方向転換が必要になった。2020年度はコロナ占有特例を活用したストリート空間の活用へと活動の重心を移した。
○手賀沼プロジェクト
社会実験「テガヌマウィークエンドvol.3ヌマベクラブ」を4週末8日間に渡る構成として間隔をあけ、また密を避けながら開催しました。このように日常的なヌマベの利用に向けたアクションを地元の方々と共に成功させました。
○高島平プロジェクト
地元住民を巻き込んだ活動はオンラインでの会合を中心に移行した。また次年度以降の活動を見据えて文献調査や実態調査などの非対面調査を中心に実施した。
○富士吉田プロジェクト
現地に行けない中で地域の方々との繋がりを切らさないために、地域に関する様々なテーマでラジオ番組を開いて地域やプロジェクトへの関心を高めてもらうようにしました。
○宇治プロジェクト
オンラインを駆使したことで、他大学との連携を図ることができました。また現地の方とのワークショップもオンラインを併用し、密を避けながら行いました。このような取り組みから今年度は「外からの目線」にこだわったコンセプトブックを作成しました。
○小高プロジェクト
集落部ではコロナに対して懸念する声が大きく、2020年度はあまり関わることができなかった。自治単位である「行政区」ではなく、集落部で活躍する「個人」にアプローチした支援のあり方を考えている。
○本郷プロジェクト
なかなか現地で集まる機会がない中で人数を絞ってまちあるき企画を行い、zoomを使って配信することで家にいながらまちあるきに参加できたり、それ自体を町のアーカイブとして残したりということを行いました。
○小布施プロジェクト
小布施PJでは、小布施在住の高校生や大学生と連携し、リモートで繋ぎながら調査研究やイベント開催を行いました!現地の若者を巻き込んだ新たな協働体制でPJを進めています!
○パークコンテンツ研究会
COVID-19影響下で公園はいまだかつてない規制が敷かれた。今年度はこの妥当性について調査し、都市計画報告集に投稿した。また公園の公共性について主に文献調査を用いて考察した。
○内子プロジェクト
コロナ禍で現地訪問が困難な中、現地での空き家活用の住民ワークショップはオンラインを併用して開催しPJメンバーも参加した。また昨年度までの活動を冊子にまとめるなど活動を継続した。
○三国プロジェクト
三国プロジェクトでは、地元の大学と連携し、対面とオンラインを併用したハイブリット型の成果報告会を実施しました。コロナ禍であっても、幅広い年齢層の地元の方と意見交換をすることができました。
以上が各プロジェクトの「コロナ禍における工夫」でした。実際にはこのような短い文章には収まらない工夫があったと思います。昨年度の経験を活かして、今年度はさらなるアクションを起こしていくことでしょう。
引き続き、感染症に最大限の配慮をしつつ、地域に寄り添いながら、プロジェクト活動を行いたいと思います。
また、2021年度から新しく「みなかみプロジェクト」が発足することになりました!
これからの活躍に期待ですね。
これは余談なのですが、下の写真はコロナ以前のプロジェクト報告会(2016)の様子です。
対面でこのように人が集まって報告会をしていた日があったのですね。
来年度はどのように開催されるのでしょうか。
現地からオンライン発表する、なんていうこともできそうですね。楽しみです。