今回の中間研究報告会は、地元住民の方々を招き、三国をフィールドとして活動を行う4大学がオンラインで成果報告を行いました。
三国プロジェクトは、三国と周辺地域を水辺で結ぶことを目的とした広域の将来ビジョン「三国ミナト九頭竜川グランドビジョン」の発表を行いました。このビジョンは、北陸新幹線延伸によるアクセス向上や一大観光地である東尋坊の再整備に伴い、周辺地域とのネットワーク強化が求められている現状をうけ、2020年4月より活動を開始しました。港町として栄えた三国の水辺空間に着目し、三国周辺に広がる多様な資源を水上・陸上交通で結ぼうという試みです。
他大学の発表は、三国のVI(Visual Identity)構築に関する研究発表や、三国での照明インスタレーションなど専門分野の異なる様々な発表が行われました。普段触れることのない視点からの研究報告や熱意ある学生の発表を聞くことができ、非常に刺激的な会でした。またこうした学生の意見を聞き入れてくれ、熱心にアドバイスをくださる地元住民の方々や地元の大学の先生方がおり、実践に結びつくことが三国の良さであると改めて実感しました。
2月末には地元の事業者や自治体の方々もお呼びした年度末報告会を行います。そこに向けて、今回いただいたアドバイスをもとにブラッシュアップを進めていきます