こんにちは。M2の但馬です。
今回は遅くなってしまいましたが10月14に行われたシンポジウム「内子のミライ ~歴史を活かしたまちづくり作戦会議~」についてご報告させていただきます。
内子プロジェクトは昨年度から活動を開始し、愛媛県内子町の「歴史的風致維持向上計画(通称:歴まち計画)」の策定に関わってきました。しかしこのプロジェクトは計画策定のお手伝いをするだけでなく、その計画をいかに活かしていくか、町の人に知ってもらうかという部分も重要な役目として持っています。
そこで今回はシンポジウムと展示会を企画することで、内子町の歴まち計画について知ってもらう、内子の将来のまちづくりについて皆さんに考えてもらうということを目指しました。
▲ポスターは版画家としても活動されている地元の方に依頼しました。
東大内子プロジェクトとしてはシンポジウムの運営のほかに、これまで1年半調査してきたことを活かした内子の歴史まちづくりに関する提案の発表も行いました。内子中心部にある商店街の整備計画や、町を貫く小田川の一体的な活用計画など、重伝建だけでなく町全体を盛り上げていくようなアイデアを提案しました。A0パネルにして18枚というかなりボリュームのある内容、直前まで作業して形にしました。
▲商店街の整備計画、模型も作成しました。
シンポジウムは二部構成で、一部では西村先生の講演、歴まち計画の説明、東大提案の説明を行い、第二部では地元で活動している方によるパネルディスカッションでした。パネルディスカッションではそれぞれの活動内容は内子町への思いを語るというものでしたが、なんと8人の方が登壇するという異例の構成。1人1人の時間は短くなってしまいますが、それでも紹介したい人がたくさんいるので攻めたプログラムにしてみました。結果は成功、皆さんのプレゼンは面白く、面白いアイデアや熱い思いがたくさん聞けた、密度の濃い時間となりました。来場した皆さんにも楽しんでもらえたと思っています。(時間は30分押しましたが…)
私自身が個人的に良かったと思ったのは、終わった後の飲み会でそれぞれでまちについて話し盛り上がっていたことでした。話によれば、今回の登壇者の方は面白いことをしていてもあまり街に直接関わることがなかったり、お互いの面識がなかったりしたそうで、この会を経て繋がりを持つことでさらに内子が盛り上がっていく予感がしています。
今回をもってM2は引退、M1中心に次のフェイズへと進んでいきます。M2がつくってきた土台を踏まえて、これからどんどんと面白いことを仕掛けてもらえたらなと思います。今後の内子町、今後の内子プロジェクトに皆様ご注目ください。