―今月も、あの"夜会"の日がやってきました
こんにちは、M1の但馬です。
今回は、9月12日に実施しました高島平ヘリテージプロジェクトの第3回ミーティングについて報告させていただきます。
▲この空間にも馴染んできました
高度経済成長期につくられたニュータウン、高島平。新しいように思えるこの場所に隠れている歴史性を見出していこうと企画されたのが「高島平ヘリテージ」プロジェクトです。
住民の方と議論を行うこの企画は会を追うごとに参加者が増えており、今回は我々を含め12名で高島平について語り合いました。
これまでに整理していた高島平と周辺との関係を振り返り、南北方向に分割されていた昔の字境や区画整理実施の時期といったものが名残として沢山残されていることを確認しました。また今までに注目していたヘリテージだけでなく、土地所有の考え方といった目には見えない部分からも高島平と崖線上との繋がりを見出すことができそうという話も出てきて、まだまだ調査するべきことは多そうだと感じました。
今回はいつもの高島平の考察のほかに、9月28日(木)―10月1日(日)に開催される社会実験「高島平グリーンテラス」で行う予定のまちあるき企画のコースの検討を行いました。
(社会実験については→ https://www.facebook.com/pg/UDCTak/posts/ をご覧ください)
我々は会議の前に、組んでいたまちあるきコースを実際に歩いてみました。3時間にわたる街歩きは非常に濃く、面白いものでした(が、非常に疲れました…)
どのようなコースを歩くのか…は是非その目でご確認ください!ということでここではヒントの写真だけお見せしたいと思います。
▲この看板に書かれているのは高島平の特徴のひとつ「○○○○○○」
▲なぜ分棟しているのでしょう。しかも幅も広いですよね?
▲この幅広い空間はなんのため?
最初は高島平に残る面白い建物を探すというところから始まった今年のプロジェクトは、高島平ができる前からの遺構を探す時間的な広がり、崖線上や新河岸など他地域との関わり、そして一緒に議論する仲間の広がりが見られ、非常に面白く、ホットになってきました。そして次の学期から始まる大学院演習でも高島平が扱われるということで、この勢いはまだまだ続きそうです。
高島平に少しでも興味が沸いた方、まずはぜひ9月30日、一緒に歩いてみませんか?