高島平の“ヘリテージ”を語る ― 高島平ヘリテージミーティング開催!

こんにちは、M2の中村です。
去る7月8日、市民の方を巻き込んだ高島平プロジェクト初の取り組みとなる“高島平ヘリテージプロジェクト”キックオフミーティングを開催しました。


CIMG1538.JPG

▲1枚の地図を囲って話し合う参加者たち

ミーティングの資料準備に追われながら迎えた当日の朝。高島平には青空が広がり、午前中にも関わらずかなりの暑さとなっていました。

CIMG1486.JPG


この日の午前中には、UDCTak(アーバンデザインセンター高島平)が主催するプロムナード勉強会があり、我々も地元住民に方に交ざって参加。主催者の方から高島通り沿いの緩衝緑地帯、通称「プロムナード」の整備方針についてのレクチャーを受けた後、プロムナードの活用アイデアをワークショップ形式で出しあいました。

「駅前には仕事終わりに1杯飲める場所がほしい」「水辺をもっと子供たちが遊びやすいものにしたほうが良い」等々のアイデアが飛び交い、まだあまり有効活用されていないこの緑地をいかに豊かな空間にするか、議論は白熱します。

528122A6-D128-45DC-9D45-9D3D077D78AE.jpg

▲ワークショップの途中経過

1時間弱にわたって話し合いを行った後は、アイデアを整理して成果発表。今後の計画策定に活かしてもらうべく、代表者がワークショップ中に出されたアイデアを主催者に説明します。


果たしてプロムナードはこれからどうなるのか・・・。今後が楽しみです。

             *  *  * 

 

さてさて、プロムナード勉強会の後はいよいよ本題の「ヘリテージミーティング」です。

「まだまだ歴史の浅い計画的市街地である高島平に、何か歴史的に価値のあるものや街にとって重要な意味を持つものはないだろうか?」というテーマで開催した今回のミーティング―。
参加者募集の告知が直前になったこともあり、どのくらいの人数が集まるものかとドキドキしていましたが、蓋を開けてみると、行政の方や専門知識をお持ちの方など、頼もしい面々が揃いました。今回のミーティング開催に協力してくださった、高島平観光協会(仮)の方のおかげです。

ミーティングの序盤、高島平の形成をざっと振り返るとともに、我々が事前に文献調査などによって見つけ出した「ヘリテージ」候補を提示します。

CIMG1536.JPG

▲参加者の前でプレゼンをするM2田中

ひととおりのプレゼンを終えた後は、地図や航空写真を見ながら、ヘリテージについて意見交換。あれこれと話をしているうちに最初にあった場の緊張感は徐々にほぐれてゆき、次第に参加者から「ここってこうなんだ!」「これ面白いと思うよ」と意見や感想が次々と出てきました。

なかでも私が印象に残ったのは、高島平周辺のお話。これまでは高島平のエリア内にしか注目していませんでしたが、高島平の北を流れる荒川や、東の志村の旧市街地、そして南側の台地などもやはり高島平を考えるうえで重要であると気づかされ、広い視野を持つ必要性を痛感させられました。

CIMG1537.JPG

あっという間に2時間が経過し、今回のミーティングは閉会。8月3日に次回のミーティングを開催することを決め、解散となりました。

次回ミーティングまでに調査をもう一歩前進できるよう頑張ります。