こんにちは。神田プロジェクトM1の松田です。
昨年度に引き続き、千代田まちづくりサポートに助成を申請しておりましたが、おかげさまで助成獲得とあいなりました。
(昨年度の様子はこちら)
その様子を報告させていただきます。
まちづくりサポート(通称:まちサポ)とは、千代田区の外郭団体である公益財団法人、まちみらい千代田さんによる、市民まちづくりへの助成事業です。
我々は昨年から、「神田暮らし探検隊」という団体名で参加させていただいております。
「神田暮らし探検隊」が今年度掲げたテーマは
「子供のまち体験を通じた地域資源の発掘・共有と20年後の担い手づくり」です。
去年の活動から、新規住民にもいろいろな暮らしがあることが見えてきました。
そのなかでファミリーの暮らしに注目し、子供に働きかけてみることで、
新規住民と昔からの人を結び付けつつ、新規住民にも神田への愛着を持ってもらうきっかけをつくろう、
というものです。
そうして審査会当日がやってきました。
▲会場写真
今年度はより「公開」の言に沿うべく、会場を千代田区役所 1Fホールに移したまちづくりサポート公開審査会。
休日ではありますが図書館等の内部施設はオープンしており、人の絶えないロビーに声が響きます。
広々とした気持ちのよいスペースですが、それだけ多くの方々の目にとまるということで、やはり緊張します…。
タイムスケジュールは朝9時に始まり、発表、公開審査…と進んでいき、晴れて助成が決定するのは17時半という長丁場です。
しかしながら、その場で何回も審査がかさねられる様子には、
公開審査会ならではの臨場感と迫力があります。
▲プレゼンの様子
各団体は審査員、来場者の方々の前でプレゼンを行い、その後に審査員からの質疑に対して答えていきます。
与えられるプレゼン時間はわずか3分。
これから1年間の活動について、順序通りたんたんと語っていくだけでは明らかに時間が足りなくなります。
さらに、我々は2年目の申請ともあって、今年の活動だけでなく、これまで、これからの活動とのつながりも求められている、と考えました。
そのためプレゼンの作成にあたっては、
論点をしっかり伝えながらも、初めて聞く方々にもわかりやすい構成にするにはどうすればいいのか、事前に議論しました。
「我々の問題意識はどこにあるのか?」
「昨年度はどんなことをやったのか?」
「今年度の活動はどのようにつながるのか?」
これらの問いについてメンバーで意識を共有しつつ、
シンプルな言葉に磨きつつ、
それをパネルに落とし込んでいく、ということを繰り返しました。
▲自信作のパネル。昨年度に引き続き、手書きにこだわっています。
審査員の方のお話では、できるだけ多くの団体の活動を後押しできるように、助成の裾野を広く意識しているとのこと。
まちづくり活動に暖かい目が注がれているのをありがたく思うと共に、
自分たちが公的な助成を得るということの重みを考えました。
まずは何より、活動が街のためになるということ、
そして街のためになるということを、みんなに理解してもらえるように伝えること、
両方に真摯に取り組んでいきたいです。
ともあれ、今年度の活動のスタートが無事に切れることになりました。
しかしほっとするのは束の間、さっそくPJのメンバーは実際の活動に向けて動きだしています。
子供たちへのツアーなどを企画しているので、
まちの方々にご協力をお願いしつつ、楽しいプログラムを作っていきたいと思います。