都市設計特論第一:「ドイツにおける都市デザインの今日的課題」講義レポート

こんにちは、M1の砂塚です。

今回は1月14日の「都市設計特論第一」、坂本英之先生の講義について報告させていただきます。
坂本さんにはドイツ・シュツットガルト大学建築都市計画学部への留学と現地での建築事務所勤務の経験から、「ドイツの都市計画における今日的なトピック」についてお話しいただきました。
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▲講義の様子
ドイツの人口減少は日本と傾向が似ており、都市計画の面でも見習う要素が多いという話から、日本の都市計画に大きく影響を与えている「建設管理計画」についての話は大変興味深いものでした。土地利用計画であるFプランと地区詳細計画であるBプランがあり、特にBプランにおいては壁面線の位置や、屋根の向き、樹木の種類まで規定されるという厳格な規定と成っていますが、この計画があることによりドイツで統一感のあることで綺麗な街並みが形成されていることにも納得がいきました。
また、都市気候を重視したゾーニング・プランニング手法として取り入れられている「風の道」による都市の換気という概念も面白く、講義を聴き終わってドイツの街を歩いてみたいと思いました。
Main_street_in_Stuttgart.JPGのサムネイル画像
▲シュツットガルトの街並み(https://ja.wikipedia.org/wiki/シュトゥットガルト#/media/File:Main_street_in_Stuttgart.JPGより転載)
講義の後の懇親会では、明治大学時代の西村先生との思い出話も楽しく聞かせていただき、
坂本先生、普段は聞くことのできない貴重なお話しをありがとうございました。