神田老舗まちかどツアー開催!

こんにちは。修士一年の羽野です。

遅くなりましたが、神田プロジェクト老舗まちかどツアーの報告です。

9月20日から11月3日にかけて行われていた「トランスアーツトーキョー2014」の一環として、11月1日2日の2日間で「神田老舗まちかどツアー」を開催しました。
ツアーは神田学会様をはじめ、老舗の方々、地域の方々のご協力で無事開催することができました。
神田プロジェクトメンバーがガイドを務め、地域の方々や老舗の方々に直接お話しを伺いながら、約2時間にわたって神田のまちを歩きました。コースは3つのグループ(内神田メイン、東神田メイン、外神田メインの3班)に分かれてそれぞれ違った老舗を巡りました。(私は外神田メインのコースを担当しました)

1日目はあいにくの雨、2日目も崩れやすい天候でしたが、2日間で40人以上の方にご参加頂きました。2日間とも、参加された方々から地域の方や老舗の御主人の方々に次々と質問が飛び、賑やかなツアーとなりました。
老舗の方々からは、お店の歴史や続けてきた心情、店の建物の話しなどなど、生の声を聞かせて頂きました。地域の方々にはまちの歴史や、今の神田の姿、昔の職業のお話し等、暮らしてきた方だからこそのお話をして頂きました。参加者の方々も生の声を聴く機会ということで、時間が足りなくなるほどの質問をされていました。

神田まちかどツアーの様子.jpg▲老舗の方にお話を伺いに行った様子

ガイドは、神田のまちの歴史や老舗の歴史について話しました。私たち外神田班は、老舗に加え、路地の成り立ちや稲荷の場所と由来、昔のまちの姿(市場や花街、自転車屋の並ぶ通り、などなど)を話しました。今は電気街秋葉原となっているまちの、昔の姿を少しでも感じて頂けたのではないかと思います。

メンバーたちも、それぞれの担当した地域に集中して調査することで、より神田の理解が深まったことと思います。私が担当したのは外神田の方でしたが、老舗の方々に事前に打ち合わせにいった際や、地域の方々に事前にインタビューをさせて頂く中で、いかに地域の方々が神田というまちに生きてきたか、そして老舗の方々が誇りを持って続けておられるのかを改めて感じました。そのような神田の魅力を、拙いながらもガイドをして伝えられたことを嬉しく思います。

老舗カルタと神田MAP.jpg▲神田老舗カルタ(ツアー参加者のみ配布)と神田まち歩きMAP。今回は配布物にも力を入れました!

お忙しい中お越し頂いた地域の方々、営業時間中にも関わらずお話してくださった老舗の方々に本当に感謝しております。参加者の方々にはアンケートも多く答えて頂きまして、参考にしながらまた機会があればツアーをしたいと思っています。

次回は大工をテーマに、千代田区役所の小藤田様とゲストを踏まえた勉強会を行う予定です。またのご報告をお楽しみに!