ミナトブンカサイ2014開催!

こんにちは。清水PJメンバーM2の道喜です。

10月12日(日)にミナトブンカサイ2014が開催されました。

今年は2週連続の台風接近により開催が危ぶまれましたが、台風の速度低下により何とか天候にも恵まれ、全てのコンテンツを無事に行うことができ、雨に泣いた昨年のリベンジを果たすことができました。

PA120490.JPG▲クロージングセレモニーのゴスペル

今年のミナトブンカサイでの重要項目として、以下の3点が挙げられます。

・企画運営ノウハウの地元への継承

・アート、音楽、産業遺産などへ関心のある人への発信(コアな倉庫街ファンの獲得)

・悪天候への対策

まず、企画運営ノウハウの地元への継承ですが、これまで東大が行ってきたミナトブンカサイの企画運営を地元の常葉大学と共に行うという姿勢を今年は貫き(東大側のメンバーが少なかったということもありますが…)、報告書の一部として載せていたこれまでの運営方法をより読みやすい冊子にした「ミナトブンカサイマニュアル2013」を今年度初めに作成・共有し、昨年よりも早い段階から常葉大学の学生や地元で活動をしている団体(みなとふじ、shizuoka 20z)とミーティングを重ね、コンセプトやデータの共有などを行いました。

▼ミナトブンカサイマニュアル2013の一部

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▼常葉大学、みなとふじとのミーティング

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次に、倉庫街ファンの獲得に関してですが、今年はこれまでの活動で生まれたつながりや、常葉大学の学生のつながりもあり、ミナトブンカサイ内のコンテンツ提供側として、倉庫群の地権者である企業や地元のゴスペルサークル、アーティストなどに参加して頂くことができました。

▼フラッシュモブ

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また、同会場で行われたシンポジウムでは黒瀬助教やD2徐、常葉大学で建築史を専門としている土屋准教授に産業遺産に関するレクチャーを行っていただき、その後、静岡県の港湾管理局長や横浜国立大学の志村准教授を加えてパネルディスカッションが行われました。

シンポジウム後に行った倉庫群見学ツアーでは、周辺住民の方々にも参加して頂き、かつて倉庫群周辺に勤めていた方に当時の様子をお話して頂くこともできました。

▼シンポジウムでのパネルディスカッション

P1050333.JPG▼倉庫群見学ツアーで当時の様子を語って頂く

P1050392.JPG倉庫街ファンが獲得できたかを実証するのは難しいですが、こうした地元の方々に倉庫群の活用を実際に体験してもらえたことは非常に意義があったのではないかと思います。また、今年は訪問者全員に対してアンケートをお願いしており、その結果をしっかりと分析してこれからの清水におけるまちづくりに活かせてもらえるようなものを残して行きたいです。

▼ワークショップで作られた「シーザブ」に座ってアコースティックライブ

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そして、昨年の反省として準備しなくてはいけなかったのが、悪天候への対策です。ミナトブンカサイは屋外でやるイベントなので、雨への対策は必要でした。延期日の設定とそれに伴う2日分の道路占用の申請や、前日の開催判断と告知、当日の開催時間の短縮など自分たちにできることは準備をしました。

しかし、当日が近づくにつれて天気予報は雨から曇り、晴れへと変わって行き、嬉しいことにこうした準備は必要のないものとなりました。

シンポジウム後に現れた、連なる三角屋根越しの虹は格別でした!

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