神田PJでは、「神田における今後の新しい住まい方・働き方を探る」ということを目標にしつつ、現在いくつかのサブ・プロジェクトに取り組んでいます。その一つが、長らく千代田区のまちづくりに関わられてきた小藤田正夫さんを中心とした方々との勉強会。勉強会では、神田の歴史や戦後の神田の実態、これからの都市経営のあり方など、様々な切り口から神田について考えていきます。
先日その第一回目を開催し、私たちが行った調査の経過報告を行うと共に、小藤田さんによるレクチャーをしていただきました。
目下取り組んでいる調査の一つは、戦後(1960年代)の神田の事業者の実態について。神田に特徴的に集積している業種8つにフォーカスし、その分布や当時の働き方などを調べています。
今回の勉強会では、当時の資料を元にその業種の分布を可視化し、そこから見えてくる特徴や考えられる仮説をいくつかまとめて報告しました。
▲勉強会の様子
レクチャーでは、「神田の町造り変遷・その1 旧い公共から現在の公共へ」というテーマで、江戸期に成立していたまちのマネジメントの仕組みが、近代化により変化していく様子を神田の歴史的な展開も交えて解説していただきました。
▲地形で見る神田
次回は先の調査で取り上げた業種の中から一つの業種に焦点を当て、より深掘りしていくと共に、ゲストも招いてお話を伺う予定でいます。その様子もこちらで報告していきたいと思います。
(M2渋谷)