少し前になりますが、8月9日(土)に三国會所・福井大学チームの人々と共に、今回のプロジェクトで対象となる雲乃井・下新公園の活用方法を検討するワークショップを実施しました。
今回はその様子についてお伝えしたいと思います。
午前中は、まず中島助教から今回のワークショップの趣旨について参加者に説明があり、
その後東大と福大の学生がプレゼンテーションを行いました。
▲最初に中島助教が発表
東大からは3名の学生が、これまで行ってきた地区分析から見えてきた地域の現状と課題、またそれらを踏まえて今後何をすべきなのかについてショートプレゼンを行いました。
最初に髙橋が「地区の現状と課題 ー空間から」
続いて柄澤は「地区の現状と課題 ー歴史・資料から」
3番目の森川は「三国の魅力的な空間」
とそれぞれ5分程度の発表を行いました。
この後は福井大学の学生から、彼らが行っている福井市田原町や宿場町である今庄宿での空き店舗・空き家活用の取り組みについて報告がありました。
次に参加者全員が自己紹介を兼ねて、これまでまちづくり活動にどのように関わってきたかを発表しました。
ここでは学生の発表に対するコメントのほかに、今回の対象敷地の地元における役割等、早くも具体的な意見が飛び出すなどしました。
現地見学から始まった午後のプログラムでは、班に分かれて対象地の図面を広げながら、やりたいこと・やるべきことについて参加者がそれぞれ自分のアイデアをポストイットに書き込み、それを図面に貼付けていく作業を行いました。
一通りアイデアが出そろったところで、自分たちのアイデアを実現していくにあたっての課題とその解決にはどうしたら良いかについて班の中で話し合いがされ、最後に話し合いの成果を各班が発表しました。
▲話し合いの成果を発表中
あいにくの天気の中、長時間にわたって行われたワークショップですが、
最後まで様々な意見が飛び交う有意義なワークショップであったように思います。
▲最後まで真剣に聞き入る参加者一同
今回のワークショップでは、参加者のやりたいことがどのような問題意識に基づいているのかを把握することが出来なかった点が、後日課題としてあげられました。
今回の意見を踏まえて、東大の中でも一層具体的な議論を行い、良い改修に資する案作りを進めたいと思います。
次回は8月30日、「帯の町ながし」の時に訪れます。
(文責:M1髙橋)