あの小藤田正夫さん、熱弁!

こんにちは、M1柄澤です。


神田PJでは去る6/24、千代田区職員の小藤田正夫さんのお話を伺ってきました。
小藤田正夫さんは、千代田の街を数十年に渡って見つつ、江戸の都市形成史を研究されていた方で、「江戸の川・東京の川」を書かれた鈴木理生さんの弟子でもあります。
始まったばかりの神田PJは基礎調査の段階でして、これからの提案の方向性を考えるため、小藤田さんの知恵をお借りしようと場を設けていただきました。

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▲千代田区役所会議室にて


まずは自分たちが基礎の基礎として調査していたものを小藤田さんにお見せしました。
国勢調査・商業・事業者・施設・生活圏・道路形成・路地・家賃相場・地価・鉄道の変遷・駅乗降客数・建築年代といったテーマで、1万分の1という同じスケールで神田全域地図に落とすことで、それぞれ比較できるようにしました。
これに関しては、分析の元とするとともに、少しずつ充実させていくつもりです。

IMG_20140708_150411.jpg▲基礎調査


次に小藤田さんから、神田の街を、江戸〜明治期・震災後・戦後・現代それぞれの時代区分に沿って説明していただきました。

IMG_7006.JPG▲明治時代の土地利用を解説する小藤田さん


特に戦後〜現代の話では、
銀座松屋が中央通りにあり、その時代は卸や市場関係、大工などの集積によって活気があった、
もう一度この中央通りを考えなおすことが神田のこれからにつながるんだ、という熱く語っていただきました。

小藤田さんと一緒に、特に戦後の変化に着目しつつ「神田らしさ」を探っていきます。