6月21日(土)、「西村幸夫町並み塾」が三国で開催されました。「町並み塾」は、西村先生をホストに日本各地で町並み保存やまちづくり活動を実践されている方々を招き、その情熱やノウハウを共有して、各地のまちづくりに活かしていくことを目的に開催されています。平成16年から続いており、今回で第41回目を迎えました。三国が開催地ということで、三国プロジェクトのメンバーも塾生として町並み塾に参加してきました。
はじめに、今回のゲストであり、NPO法人小野川と佐原の町並みを考える会理事長の髙橋賢一さんに「佐原のまちづくり」をテーマにお話いただきました。西村先生との対談、地元三国の人々をはじめとする方々からの質疑、と町並み塾は進行していきます。
今回は三国の地元の方に加え、他地域の行政の方や福井市内の方など、たくさんの方が会場にいらっしゃり、互いに情報交換を行っている様子が見受けられました。また、西村先生がそうした方々とお話されている様子は大変新鮮でした。その姿やお話から、現場を大事にされていることを実感できる貴重な機会でもありました。
塾の質疑や懇談会でのお話の中で、「まちづくりがゆっくり進むことの重要性」と「年々減少する人口、増える空き地・空き家」の間でジレンマを抱えているという印象を受けました。プロジェクトで現地に入っていると、時間の感覚を肌で感じられます。現場の感覚や知恵と、大学で学んできたことをあわせて、空き家改修のプロジェクトを進めていかなくてはならないと感じさせられた町並み塾でした。
▲ ボランティアガイドの方々の案内で参加者の方々と三国の町を散策
次回は8月に訪問予定です。7月は夏休みの本格始動に向けた準備期間となりそうです。
文責:M1 柴田