渋谷プロジェクト、始動!

こんにちは、修士1年の中島です。
今年度から始まります渋谷プロジェクトについて紹介します!

と、その前にプロジェクト発足の経緯から。
実はこのプロジェクト、昨年度学部4年のオムニバス演習「生き延びる渋谷~超絶繁華街空間計画」を前身としています。この演習は工学院大学遠藤研究室との合同スタジオであり、東大チーム、工学院チームの2チームにわかれ、今後の渋谷の都市像といずれ来るであろう首都直下地震の防災について、「アーバンリング」というキーワードを切り口に、設計提案を行いました。

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▲昨年度の成果物

※各チームの成果物に関してはこちら→http://bin.t.u-tokyo.ac.jp/dss/hp/studio/tokyo2060.html

そこでの成果を下敷きに、超絶繁華街である渋谷においてどのような防災や都市戦略が実現しうるか、さらに深めていくのがこの渋谷プロジェクトです。

4/23に渋谷区役所の齋藤さんとミーティングを行い、窪田先生、工学院大学の遠藤先生とともに渋谷のまち歩きを実施しました。今後、大きく姿を変えていくであろう渋谷の駅周りに注目が集まりがちではありますが、渋谷の周縁部(フリンジ部)にも個性を持った界隈やストリートが存在し、渋谷というまちの魅力を形づくっていることを再び確認しました。

IMG_2654.JPG▲ヒカリエ8階より眺める渋谷のまち

現在、プロジェクトで興味を持っていることは「雑居ビル」
渋谷の繁華街ににぎわいを生み出してきたのはまぎれもなく雑居ビル群でありましたが、雑居ビルはどのように地震に備えていくのか。
5/12におこなった渋谷消防署でのインタビューを通して、地区内残留地区というキーワードも浮かび上がってきています。

渋谷プロジェクトは研究室のプロジェクトの中で、最も新しいプロジェクトの一つではありますが、さまざまな関連分野の方々へのインタビューを通じて知見を広めつつ、好奇心旺盛に取り組んでいけたらと考えています。
今後どんな方向に進んでいくかわからない(そこが楽しみなところではありますが笑)渋谷プロジェクトではございますが、今後の展開にご期待ください。