今回の社会実験では、下吉田駅前は馬車、自転車、自動運転バスという新たな移動手段が加わった「マチノリバ」に、かつての機織りの「コウバ」はカフェに、富士みち治いの駐車場は「ヒロバ」となり、駅前を中心に下吉田のまち全体を「場」と「移動」で繋いでいきました。
▼ヒモトキ・マチノリマップ
今回の社会実験での「場」と「移動」の取り組みについてご紹介します!
【 えきまえマチノリバ (下吉田駅前広場) 】
下吉田駅前広場では、三角形のパビリオンや機織りの際に廃材となる紙管を使ったベンチの設置や、芝生広場を準備し、滞在空間を創出しました。また、馬車やシェアサイクル等の停留所を設け、駅に着いた人に様々な移動手段を提供する取り組みを行いました。
当日はキッチンカーのご出店もあり、多くの人で賑わいました。
▼注目を浴びる三角形のパビリオン
【 はたおりコウバcafe (渡辺貞一宅旧工場) 】
今回新たな取り組みの一つが、旧機織り工場を使った「はたおりコウバcafe」です!
ご出店いただき、窓から富士山を眺めて一休みできるカフェを期間限定で開きました。
また、ヒアリングからまとめた工場の記憶や機織りに実際に使われていた道具の展示を行いました。
▼機織り工場の記憶展示
▼「はたおりコウバcafe」店内
【 ふじみちヒロバ (FUJIクロスゲート / 富士吉田市営本町通り駐車場) 】
富士みち沿道のFUJIクロスゲートの駐車場と市営本町通り駐車場を活用し、滞留空間や観光情報コーナーを設け、まち巡りの起点となる新しいヒロバを創出しました!
また、本町2丁目商店街では、アーケードに機織りの紙管を活用したインスタレーションを行いました。
▼通り沿いの紙管インスタレーション
【ウマさんぽ】
はたおりコウバ cafe ・えきまえマチノリバ (下吉田駅前広場) ・小室浅間神社 の3箇所に、馬車の停留所「ウマ停」を設置し、下吉田の街中を馬車で周遊できるようにしました!
各コースの歴史や見所をまとめた「ウマさんぽのしおり」を見たり、馬の息遣いや不規則な揺れを感じながら、移動する時間そのものを体験として楽しんでもらいました。
▼下吉田の街中を巡る馬車
【チャリこぎ】
えきまえマチノリバ (下吉田駅前広場) とふじみちヒロバ (FUJIクロスゲート) にて、時間貸しの電動シェアサイクルを設置しました!徒歩で行くには遠い、でも車を出すまででもない、そんな徒歩と車のあいだを支え、更には移動する体験自体も楽しめるモビリティとして、海外からの観光客の方にも多く利用していただきました。
▼大人気のシェアサイクル
2日間、雲一つない秋晴れとなり、多くの方にご来場いただきました。
ご来場いただいた方、ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました!
この社会実験を集大成として修士2年生は引退となりますが、今回の結果を次につなげられるよう頑張っていきますので、今後の活動も是非お楽しみに!