ワインテラスとは、ワインが有名な塩尻において、屋外でワインを提供するイベントで、このイベントを通じて駅前空間の居場所づくりを考えることが趣旨の一つでした。
塩尻市は竹中工務店と地域連携協定を結んでおり、都市デザイン研究室でのガイトウスタンドなどの活動に興味を持っていただき、視察も兼ねて今回の調査が実現しました。
会場はJR塩尻駅前にある駅前広場。
元々19,20日の調査予定でしたが19日はあいにくの雨のため、調査は中止となりました。
20日は一転して晴天となり、強い日差しの中13時からイベントが開始しました。
今回行った調査は大きく分けて3つあります。まずは駅からどの方向に人が歩いていくのかを調べるゲートカウント調査、続いて会場内での来場者の行動を網羅的に調査するスキャニング調査、さらに今回のワインテーブルにあたって竹中工務店の設計チームが製作したワインテーブルの利用のされ方を調査したワインテーブルの利用調査です。
他にも、AIを活用して人流を測定するカメラも設置してあります。
会場にはワインを提供する地元の飲食店のテントやおつまみを提供するキッチンカー、ベンチ、ワインテーブル、に加えて寝転がってくつろげるクッションを並べた芝生が広がっています。
広場内の街灯にはガイトウスタンドも取り付けてありました。
日差しが強く、気温も高かった昼間は日陰のある木陰エリアに人が集中し、芝生はあまり利用されていませんでしたが、
夕方になり気温が下がってくると芝生でくつろぐ方も増え、夜になって設置されたキャンドルも相まって昼とはまた異なる空間になりました。
ワインテーブルはワインのボトルを中央にさすことで間接照明の役割も果たし、夕方以降は幻想的な空間となっていました。
イベント開始時から終了まで会場は絶えず人で賑わい、イベントはかなり盛り上がっていました!
今後、行った調査をもとに地方駅前空間のあり方に関して示唆を得るべく、分析を行っていきます。
イベントは来年も行う予定らしいので興味のある方はぜひ行ってみてください!