こんにちは、M1の河崎です。
誌面で扱っているプロジェクトの振り返り座談会に引き続き、修論を成し遂げた修了生の先輩方に修士研究を振り返っていただき、後輩へ向けて成功したことや苦労したこと、アドバイスをシェアしていただきました。いただいたアドバイスを質問と回答という形式でまとめました。
ー対象地が先か、研究テーマが先か。
「人それぞれだと思う」
「対象地を決めてしまった方が一気に進む印象はあるね」
「対象地を決めた後にテーマや論点がその対象地に適しているのかというのはよく吟味した方がいいかも」
「卒業研究ではテーマが先行していて、場所選びをパッとやってしまうと失敗した。できそうな場所を時間をかけて選ぶのは大事だと思う」
<河崎のつぶやき>都市や地域を対象とする研究という一般化しにくかったり、強く場所性に規定されてしまったりという特質ゆえ、どちらか、ではなく、やはり両方考えながら常に往復していくことが大事なのかなと感じました。
ーモチベーションをどう維持したらいいのでしょうか。
「対象地がPJ先だったので、現地入りの日程が決まっていた。中途半端な準備でもえいっとやるタイミングを作るのが大事」
「ヒアリングのアポとか宿泊の予定とか、自分の意思では変えられない予定を決めると進むよね」
「先生方を上手く使うことも大事。永野先生に相談してみると思考が整理された」
「同期と話してメンタルを保ったり、同期の研究室会議の発表を聞いて焦ったりすることでやる気を出してた」
「コロナでなかなか行きづらさはあるけど、たまには研究室に顔を出すのも手。同期や先生と気軽に話すきっかけになると思う」
「ミーティングもすっかりオンラインが定着したけど、そのミーティングの後に雑談タイムを設けて積極的に話す機会をつくっていた」
<河崎のつぶやき>
自分を追い込んでいくという考え方は非常に刺さりました。。。笑
えいっとやる機会を積極的に作り続けていきたいと思いました。
またコロナで同期と直接話す機会も減ってしまいましたが、逆にオンラインだからこそ気軽に集まる機会を作り出せるとも言えます。(2月号の中島先生のお話参照)
コロナ禍1年を経て、そろそろそうしたポジティブ面に着目しながら、積極的に機会を作っていきたいですね。今年度はある種コロナのせいにしてしまっていた点は後悔としても大きいので。
ー対象地は決まっているが、おもしろそうなことが見つからないかもという不安が・・・
「なんとかなるだろうというスタンスでいた」
「この時期ならまだあと1回は試行錯誤できる」
「対象地を掘っていくのも大事だけど、既往研究調査をしっかりやって自分の研究のガイドラインとなるような研究を見つけたり、先生・専門家を見つけるということが大事かも。」
ー最後に、ひとことお願いします。
「ほんとに好きなことをやれるのは修論だけ」
「いろいろやれるのがデザ研のいいところ」
「最後踏ん張れるところでどれだけモチベをあげられるかというのが大事」
「自分に一生残る作品・財産になるので後悔のないようにがんばってほしい」
「社会的意義とかもあるけどやっぱり自分のために修論をやってほしい」
「修論はガチ。」
「修論に飲まれすぎて生活がおろそかになったりということもあるので、飲み込まれすぎないようにうまくやってほしい」
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コロナ禍の研究をやり遂げた先輩方からこうしたアドバイスをいただけてモチベーションが上がり、本当にいい機会となりました。
先輩たちの背中を見てしっかりと自分たちも頑張りたいと思います。