こんにちは。M1の仙石です。
今回は8/1-3に行った富士吉田プロジェクトのPlace Makingアクションと行灯ワークショップの模様をお伝えします。
富士吉田プロジェクトは現在国道の拡幅に伴う長期的なまちづくりビジョンの策定と、そこへ向けた短期的なアクションの実施という2軸で進めており、今回は短期アクションにあたるPlace Making・Workshopを行いました。
Place Makingの対象としたのは国道138号線沿いにある北口本宮冨士浅間神社の駐車場。観光バスも泊まる比較的利用者の多い駐車場です。しかし駐車場から浅間神社までの道は歩道が狭く雑草も生い茂り、快適な空間とは言えません。
▲これまでの駐車場の姿
今回のアクションではそんな神社前駐車場のフェンスを撤去し、駐車スペースの一部を歩行者のための空間へと作りかえることを目指しました。
業者の方にフェンスを撤去していただいたのち修士の学生で3日間の合宿を行いベンチなどのファニチャーを製作。最後は先生方も混じって草取りを行いなんとか終えることができました。▲地元の材木店に裁断していただいた合板をひたすら組み立てていきます。
▲中島先生、市役所職員の方も一緒に草取り。これが非常に重労働でした。
実はお披露目となった8/3は地元保育園で夏祭りが開催される日。それに伴って昨年に引き続き行灯の絵付けワークショップを行いました。今年は保育園の全面協力をいただけたこともあり多くの児童が参加、夏祭りでは親子で自分の作品を探す姿が多くみられました。真夏の夜の平和的な一幕であったと思います。
今後はこの行灯をただの祭りのデコレーションとしてではなく、住民が自ら地域を彩るためのツールとして活用していけることを目指します。
今回行った2つのアクションは、それ自体は短期的なイベントですが、地域において自ら空間を変えそれを積極的に使っていくという意識を醸成させることを狙いとしています。国道拡幅による地域の改変が決定している富士吉田においてそのような「地域の力」を高めることは、長期的な将来ビジョンを実現させていく上で非常に重要になるでしょう。今回の活動が将来の地域のあり方へと影響していくことを祈っています。