佐原 夏の大祭

こんにちは、佐原プロジェクト・修士1年の神谷です。

7/15-17の夏の大祭と我々の活動について報告させていただきます。

佐原・本宿地区内の八坂神社の祭礼であるこの祭では10台の山車が地域内を曳き回され、それを見に多くの人々が集まり非常に賑やかでした。

また、祭りに合わせて、同じく本宿地区内にあるさわらぼで、東京大学・佐原プロジェクトは研究成果の発表展示、佐原高校まちづくりプロジェクト(SMP)は祭りに来た地元の方や観光客への「おもてなし」を行いました。

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今回、大学生側は佐原の生業と人々の生活に注目した展示を開催しました。佐原の現在を示した模型や昭和5年の地図には多くの方が集まり、偶然訪れた地元の方からは展示を前にしながら、まだ我々が知らない佐原の詳しい情報を聞くことが出来ました。

▼手前は地域の奥様達の手作り小物屋さんでした。

1.jpg2.jpg▲座敷の上で地図やパネル・模型など様々な展示を行いました

また、SMPはお客さんの「おもてなし」企画を開きました。

佐原には八坂神社のお祭りの前に、夏の疫病防止のために各々の家庭が家屋の換気と大掃除をして、祭当日は2階にお客さんをお呼びして、山車を見ながらおもてなしをするという風習があります。

現在のさわらぼは山車の通る道に面していたので、今まで長く使っていなかった2階を春先に皆で大掃除して、飲み物をお出ししてお客さんをもてなすことになりました。

さわらぼの2階からはちょうど山車の人形が良く見えるので、宣伝したところ多くの人がいらして下さり、また絶好の写真スポットということでカメラを構えたお客さんで2階がいっぱいになりました。

▼さわらぼ2階。山車が来るのを待ち構えたりくつろいだりする皆さん

4.jpg3.jpg▲2階から見た山車は地上から見るのとは一味違います

今回初めて夏の大祭でさわらぼを開放したことで、以前小野川沿いにあった初代さわらぼを御存じだったけど移動に際して見失われていた方が再びさわらぼを見つけて下さったり、さわらぼの活動を知らなかったけれど偶然通りがかって興味を持って下さった方がいらっしゃったりと、我々の活動をより多くの方に知ってもらえる良い機会となりました。

今後もさわらぼを積極的に活用しながら、佐原について、我々の活動について発信していきたいと思います。