アーバニストスクール・ミニシンポジウム@BankART studio NYK

こんにちは。修士1年の神谷です。

3/17(金)-19(日)に横浜国立大学 都市イノベーション学府展『横浜大改造計画』がBankART studio NYKにて開催されていました。

19日に開催された、YNU×LOCAL企画、アーバニスト・ミニシンポジウム『アーバニスト、地域を創る』に行ってきました。

コーディネーターは都市デザイン研究室出身の、横浜国立大学・野原卓准教授。

パネリストは都市デザイン研究室の中島直人准教授を始め、広場ニストの山下裕子さん、モクチン企画の連勇太朗さん(横浜国立大学先端科学高等研究員客員助教)、横浜国立大学都市イノベーション学府の三浦詩乃助教の四人。

熱いお話が11:00-13:30過ぎまで続きました!

20170319アーバニスト.jpg▲パネリストの皆さま

まず、中島直人先生が、urban designerやurban planner 、architectといった他の職能に対して、具体性が無いurbanistの言葉のイメージについて示し、

そういった専門性を持つ職業に対して、urbanistは弱い専門性や淡い関係性から成立するのではないかという投げかけをしたあと、三者三様の"urbanist"である山下さん、連さん、三浦さんのお話が続きました。

残りのお三方は、ご自身に強い職能が無い(とおっしゃっていた)山下さん、人とコトを繋いでいくことで場所をつくっていく立場から、建築家という強い職能から都市の方へ活動を伸ばしていく連さん、社会基盤から都市、現在は交通と少しずつ異なるフィールドで学ばれてきた三浦さん。

四人のパネリストと方々の様々な視点から、立場の違いや都市への働きかけ方の違い、各々が思う"urbanist"についての議論が交わされ、大変刺激的で勉強になりました。

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シンポジウム以外にも、この期間のBankART studio NYKはほぼ、横浜国大関連の企画が盛りだくさんでした。

学部生の卒業設計展展は、横浜のみなとみらいの辺りに散らばる複数の展示会場を、みんなの設計成果物が巡回する、『ノマディックエキシビション』、

また、同じフロアでは横浜国立大学出身の建築家の模型展示『初出展01』が開催されました。

20170319ノマディック.jpg▲今年の卒業設計展示は気合入ってます

建築意匠系のY-GSAの優秀作品などやスタジオのプロセス、IUIの論文など院生の成果物も展示されていました。

20170319Y-GSA.jpg▲スタジオの流れの展示までやっているのは初めて?(Y-GSAのブース)

アーバニストのお話や、面白いことやっている同期や後輩の姿を見て、残り修士生活の一年間、もっと色々考えて頑張らねばと強く思わされた一日でした。