こんにちは。M1の田中です。
本年度より高島平にて、研究室の新しいプロジェクトが始動します。本プロジェクトのキックオフイベントとして6/12に高島平で行ったワークショップについて報告させていただきます。
高島平プロジェクトは、高島平プロムナードを中心とする公共空間の再編に関して調査・研究・提案を行うことを目的としています。板橋区、株式会社都市環境研究所、東京大学と大東文化大学の官民学が連携して進めるプロジェクトです。
今回のワークショップでは、高島平に在住・在勤・在学の方と一緒にまちあるきと意見交換を行い、地域の方々の意見やアイデアを伺いました。
まちあるきでは、プロムナードを中心に班ごとに違うルートを設定して歩きました。
緑道には、小さな川が流れていて子供達がザリガニを釣って遊んでいました。緑道には気持ちのいい風が流れており、ベンチに座って読書をしたり、休憩したりする人が多く見られ、地元の方にとって憩いの場となっていることがわかりました。
一方で、ゴミが多く落ちていたり、木が生い茂って暗くなっていたりする部分もあり、これから考えていくべき課題も見えてきました。
▲ 子供の身近な自然の遊び場となる緑道を流れる小さな川
▲ 木漏れ日のなか、読書をする人
▲ 街灯がないため夜は真っ暗になる、木が生い茂る緑道
▲ 日曜の午後、団地内の公園で遊ぶたくさんの子どもたち
まちあるきを終えると、集会所に帰ってきて、まちをあるいて見つけた魅力的なところや改善が必要なところ、理想的な使い方などの意見を出して、1枚の地図の上にまとめていきました。
住民の方からは、ハードの再編だけでなく、それを運営していくソフトの体制についての意見も出ました。
▲ ワークショップで出たたくさんの意見
▲ まちあるきについてそれぞれの班の発表の様子
今回、僕自身高島平に来るのは初めてでした。高島平は団地の老朽化や人口減少、少子高齢化など様々な課題を抱えておりネガティブなイメージが強かったのですが、実際に行ってみると、子供達が走り回る姿や駅前のフリーマーケットの賑わい、風が気持ちいい緑道など、魅力的な風景や空間がたくさんありました。
今後、プロジェクトが本格始動しますので、今回のワークショップの意見を参考にしながら、高島平について考えていきたいです。