新宿区景観まちづくり・ワーキング最終報告会

こんにちは。M2の鈴木直輝です。

 

9/6に新宿区景観まちづくりワーキングの最終報告会がオンラインで行われました。

数ヶ月に渡るサーヴェイ・議論の成果として作成した改訂案をチームごとに発表し、都市デザインの学識者の方々からコメントをいただきました。

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本プロジェクト「新宿区景観まちづくりワーキング」は、景観計画・景観形成ガイドラインの改訂に向けた景観調査になります。

現行の景観形成ガイドラインは2006年に定められたもので、ガイドラインの基礎となった景観特性調査は、東京大学都市デザイン研究室、早稲田大学後藤春彦研究室、工学院大学窪田亜矢研究室の3研究室が協働で行われました。

今回は8大学43人の学生によるインカレ体制で、東京大学からは都市デザイン研究室の若松、渡邉(修士1年)、河﨑、鈴木(修士2年)が参加しました。

 

6月のキックオフ、チーム分けから始まり、7月・8月とフィールドワークとディスカッションを重ね、今回の最終報告会に至ります。

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フィールドワークでは、景観計画の改訂ということで景観そのものの変化を具に観察しました。フィールドワークを経て、この15年の間での「景観の変化」だけでなく、景観の考え方の変化が見えてきて大変興味深かったです。

「新宿駅西口エリア」という東京の顔となるエリアを担当させていただき、非常に刺激的でした。

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西口駅前広場の有する歴史的背景・立体的な空間/歩行空間に加えて滞留空間という視点から考える景観/フィジカルな都市空間に加えて人々のアクティビティも/街路空間と一体で考える商業景観/みどりの量に加えて、質や水系・生態系・環境問題への配慮

 

こうした様々な視点を持って、丁寧に景観形成の特性や方針として記述できたことは貴重な経験でした。

このエリアは今後も大きな変化が起こることが想定されています。これからも新宿駅西口の変化を見守っていくとともに、15年後に「景観を見る目」がどのように変わっているかがとても楽しみです。

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