みなかみPJ初の現地調査

こんにちは、M1の神谷です。

今年度新たに立ち上がった「みなかみPJ」の第1回現地調査(7/22-/23)の様子を紹介させていただきたいと思います。

みなかみ町とは3つの町(新治・月夜野・水上)が合併されて生まれた県内最大の面積を誇る町域であり、その中で本PJの主要な対象地に当たるのが旧水上村に位置する水上温泉郷です。

図9.png▲合併前の現みなかみ町

今回の調査は、群馬県みなかみ町がどのような地域か、その全体像を把握することを目的として1日目に旧新治村〜旧月夜野町〜旧水上町の広域を車で回り、2日目に温泉郷の視察に行ってきました。

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▲1日目調査ルート

1日目にまわった旧新治村は、三国街道とともに発展してきた宿場町や養蚕農家集落の雰囲気が現在もなお色濃く残っていたのが印象的でした。

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▲須川宿「たくみの里」

…一般民家と来街者向けの体験工房や店舗が混在しながら美しい街並みを維持している

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布施宿の養蚕農家集落

 

続いて2日目はPJに共に取り組んでいるオープンハウスの横瀬さんに町が現状抱えている課題や近年の具体的な取り組みについてお話を伺いながら温泉街を案内していただきました。

1日目に見たような保全型のまちづくりとは対照的に、水上温泉郷付近は新幹線開通やリゾート開発など近代に入って大きく町の様子を変えてきました。そうした変化を経て現在この地域の大きな課題の1つとなっているのがバブル期に急増し、廃墟と化した数々の大型温泉旅館です。図5.jpg

▲廃墟マニアの間で有名な水上駅前のホテル大宮

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▲取り壊し予定のホテルの元従業員寮

  

みなかみPJではこれから実際に取り壊し予定の旅館跡をどのように活用できるかを検討し、提案を進めていく予定です。こうした具体的な場を活用しつつ、現地調査を経て認識できた地域内の魅力的な資源を生かし、旅館の大型化に伴い失われてしまった山並みの連続性や川との近接性などの豊かな自然との関わり、そしてかつての温泉街の賑わいを取り戻していくことを目指して今後も活動をしていきます。

図7.jpg▲温泉街の様子とそれを取り囲む山々、利根川水系などの豊かな自然