小学校で子供たちと万灯を作りました

こんにちは、M1松田です。

まだまだ寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

我々神田プロジェクトは去る2月9日(木)、千代田区立千代田小学校にて

子供たちと一緒に「万灯作り」をさせていただきました!

黒板0209

授業説明0209まず初めに、メンバー、そして協力してくださった地域の方からの説明がありました。

興味津々で熱心に聞いてくれる子供たち。

自分の小学生時代を思い返し、「最近の小学生はすごいな…」と感心しました。

この授業は担任の先生が計画なさっていた、約1か月間にわたる神田祭の学習の一環として導入させていただいたものです。

約90分間(授業では2限分)で絵を描いて、万灯を組み立てるために、あらかじめ下書きをしておいてもらいました。(小学生に「こういうのって下書きではのびのびうまく描けるんだけど、きれいに描き直そうとすると力が入って上手くいかないよね?」と言われ、ほんとに小学生かと思いつつ、激しく同意しておりました)

下書き0209▲下書きにも学習の成果が!

0209「神田祭」が絵のお題なので、みんなが描いている題材がかなり近いものになってしまうのを心配していましたが(お神輿、提灯、半纏など…)デザインや色彩に個性があふれていて、同じ題材でもまったく違う絵になっており、杞憂でした。

例えば、ただの提灯でも吊るすものと持ち手のあるものだったり、無地だったり「神田祭」のロゴが入っていたりシンボルマークが描いてあったり。授業では、先生が写真素材などをたくさん用意されており、もちろんその中には色々な提灯があったと思うのですが、絵の題材にしたもの=それぞれの印象に残ったものが違うのは面白いなあと思いました。記憶の中にあったどこかの祭りの提灯に近いものだったり、「神田祭」という文言だったり、はたまたあまり興味がなくて詳しくは見てなかったけど、お話しのなかでは提灯はなんとなく大事そうだから描いてみたり。それぞれの個人的な体験の違いからアウトプットの違いがもたらされているのでしょうか?

▼これは一風変わって、神田明神の御神紋を描いています!

シンボル0209

描きあがったあとは、障子のりを使って紙を万灯の枠に貼っていきます。だいぶ形が見えてきました!

貼り付け0209

これに持ち手の棒をしっかりとくっつけて(写真がありませんが、頑張ってみんなで張り付けました)完成です!!

万灯完成品0209その後はみんなで記念撮影がてら、万灯を持って少し歩いてみました(ぼかしですみません)。

モザイク0209

見ているとやはり自分の絵が「持って歩ける」作品になるということはうれしいようで、少し照れながらも万灯を眺め、にこにこしている子供の姿が印象的でした。

さらに、万灯をしばらく持っていると、棒型ということもあり、よく小学生が箒でやるようにくるくる回してみたり、高く掲げてみたり、友達と一緒にちょっと傾けたり、といった行動が見られました。

こちらが説明したわけではないですが、こういった振る舞いは少しお祭りの芯と共通しているような部分があったりするのかもしれません。

お祭りにかかわる皆さまのお話しを聞いていると、名高い「粋」「誇り」の根底は非常にシンプルで、「楽しいか」「面白いか」をすごく大事にされております(もちろんそれを根底にしたうえでの伝統や綿密な準備が非常に重要なわけですが)。

「みんなが集まって、特別なことをして、楽しい」そうしたシンプルな、だからこそ強い感覚を、神田祭の歴史や誇りとともに、少しでも神田っ子かつ都会っ子に伝えることができたら、願ってもないことです。

めちゃくちゃ偉そうにすみませんでした。

最後になりましたが、協力してくださった地域の方、小学校の皆さま、本当にありがとうございました!

では!!