永野真義助教
Masayoshi NAGANO
出身
大阪府大阪市■ 略歴
1986年大阪府大阪市生まれ。大阪星光学院中・高卒、東京大学工学部都市工学科卒、同大学院工学系研究科都市工学専攻修了。2011年4月より株式会社日本設計 建築設計群にて勤務。公共施設の基本計画・実施設計の他、都心大規模開発プロジェクトや超高層オフィスビルのリノベーションプロジェクトを主に担当。
2016年8月より東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻都市デザイン研究室特別助教、2017年6月より同助教。2016年「木材を使った家具のデザインコンペ2016」銀賞、2017年「第19回まちの活性化・都市デザイン競技」国土交通大臣賞受賞。2021年「ガイトウスタンド」で2021年度グッドデザイン賞受賞。
2016年より建築家・池田武邦の終の住処「邦久庵」の保存活動に取組み、2017年5月より一般社団法人邦久庵倶楽部代表理事。
共編著に『コンパクトシティのアーバニズム-コンパクトなまちづくり、富山の経験』(東京大学出版会)、共著に『都市建築TOKYO-超高層のあけぼのから都市再生前夜まで-』(鹿島出版会)、『商売は地域とともに-神田百年企業の足跡』(東京堂)。一級建築士。
■ 受賞
2013年10月
U30都市計画-設計提案競技 2013 復興デザイン -静清計画2013を考える-
主催:東京大学復興デザイン研究体
最優秀賞 「Infrastracture for you」
永野真義・菊地原徹郎・堀諒平・宮崎恵子・横瀬寛隆(株式会社日本設計として)
2016年10月
木材を使った家具のデザインコンペ2016
主催:フレーズクレーズ
銀賞 「もくばんプロジェクト」
永野真義
2017年1月
第19回まちの活性化・都市デザイン競技
主催:都市づくりパブリックデザインセンター
国土交通大臣賞受賞 「街郭をわたす楔」
三文字昌也、永野真義、神谷安里沙、田中雄大、籔田航平
2020年2月
ソトノバ・アワード2019
主催:一般社団法人ソトノバ
ソトノバ審査員賞「手賀沼ヌマベリングプロジェクト」
永野真義、藤原大樹、松本大知、佐鳥蒼太朗、砂川良太、西野一希、宮園侑門、道家浩平、鹿毛瑛文、油原祐貴
2021年10月
2021年度グッドデザイン賞
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
ストリートファニチャー「ガイトウスタンド」
永野真義(東京大学都市デザイン研究室助教)+アーツアンドスナック運動実行委員会
■ 作品
2011-2016
日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業A・C街区(日本橋高島屋S.C.・太陽生命日本橋ビル)
基本設計・実施設計※株式会社日本設計として
2015-2016
越谷貨物ターミナル駅配送センター
基本設計・実施設計
※株式会社日本設計として
2014-2016
新宿三井ビルディング車寄せ改修
基本設計・実施設計
※株式会社日本設計として
2016-2020
手賀沼水辺の拠点整備事業(手賀沼フィッシングセンター外構改修)
基本計画・基本設計
※東京大学都市デザイン研究室として
2020
ガイトウスタンド
什器デザイン
※永野真義(東京大学都市デザイン研究室助教)+アーツアンドスナック運動実行委員会
■ 社会実験
2018年11月
『テガヌマウィークエンドVOL.1 ヌマベ・ザシキ』(湖畔公共空間活用社会実験)
主催:手賀沼アグリビジネスパーク事業推進協議会
企画・運営:東京大学都市デザイン研究室
2019年9月
『第1回アーツアンドスナック運動-池之端仲町をひらく二日間』(歓楽街再生まちづくり)
主催:アーツアンドスナック運動実行委員会
協力:東京大学都市デザイン研究室
2019年11月
『テガヌマウィークエンドVOL.2 ヌマベ・ビラキ』(湖畔公共空間活用社会実験)
主催:手賀沼アグリビジネスパーク事業推進協議会
企画・運営:東京大学都市デザイン研究室
2020年10-11月
『上野・湯島 ガイトウスタンド&テラス』(道路占用社会実験)
主催:アーツアンドスナック運動実行委員会・池之端仲町商店会・上野二丁目仲町通り商店会・湯島白梅商店会
協力:東京大学都市デザイン研究室
2020年10-11月
『テガヌマウィークエンドVOL.3 ヌマベ・クラブ』(公民学連携・湖畔公共空間活用社会実験)
主催:手賀沼アグリビジネスパーク事業推進協議会
企画・運営:東京大学都市デザイン研究室ほか多数
2021年10月
『第2回アーツアンドスナック運動-ガイトウで文化を味わう三日間』(歓楽街再生まちづくり)
主催:アーツアンドスナック運動実行委員会
協力:東京大学大学院都市デザイン研究室
2022年7月-2023年12月
『仲町通り道路利活用社会実験』(道路占用社会実験)
主催:上野2丁目仲町通り商店会 ・池之端仲町商店会
計画・調査:東京大学大学院都市デザイン研究室
2023年10月 『廃墟再生マルシェ2023』(低未利用建築物暫定利活用社会実験)
主催:みなかみ町、株式会社群馬銀行、株式会社オープンハウスグループ、東京大学大学院都市デザイン研究室
企画:東京大学大学院都市デザイン研究室
2023年11月-2024年8月
『不忍通り三角広場ほこみち社会実験』(道路占用社会実験)
主催:しのばずいけまち研究会・上野元黒門町会 ・池之端仲町商店会
計画・調査:東京大学大学院都市デザイン研究室
■ 掲載
新宿三井ビルディング改修工事
『新建築』2016年3月1日号, pp.166-173,206 新建築社
新宿三井ビルディング
『ディテール』2017年第213号, pp.115-120 彰国社
インタビュー「夜の街とのオルタナティブな関わりを目指して」価値の転換 #2
『新建築.ONLINE』2023年3月
みなかみ廃墟再生プロジェクト
『月刊ブレーン』2024年1月号, pp105 株式会社宣伝会議
■ 出版
『商売は地域とともに 神田百年企業の足跡』(2017)
NPO法人神田学会・東京大学都市デザイン研究室編、東京堂出版
第5章「老舗に読み取る神田の未来景」
『コンパクトシティのアーバニズム コンパクトなまちづくり、富山の経験』(2020)
中島直人・高栁百合子・永野真義編、東京大学出版会
『都市建築TOKYO 超高層のあけぼのから都市再生前夜まで』(2021)
都市建築TOKYO 編集委員会編、鹿島出版会
第5章「『都市建築』に向き合った設計者の思想と系譜」ほか
■ 研究活動
Masayoshi NAGANO, Tomoko MORI, Takefumi KUROSE, Yukio NISHIMURA, Urban Design Approaches Collaborating with Archaeologists in Heritage Sites : Cases of Lumbini and Tilaurakot in Nepal, 14th International Congress of Asian Planning School Assosiation 2017 (Full paper and Oral presentation), 2017
永野真義「アクティビティ調査を通じてみる不忍池畔における公共性の諸相-東京上野地域における「聖」「俗」「もの」「ひと」「公共」を手がかりとして都市を読みとる」「カルチュラル・タイフーン2018」主催:カルチュラル・スタディーズ学会, 2018
永野真義, 中島直人「都心の池畔空間を訪れる人々の通過・滞留行動に関する実態 東京・上野の不忍池でのアクティビティ調査を通じて」都市計画 (2019), 291-292, 日本建築学会, 2019
中島直人, 永野真義, 杉崎和久, 中野卓, 園田聡, 高野哲矢, 長谷川隆三, 湯澤晶子「アーバニズム・プレイス展2018の展示デザインと来場者評価傾向」日本建築学会技術報告集 26(63), 日本建築学会, 2020
植田啓太, 河﨑篤史, 永野真義, 中島直人「都心歓楽街におけるスタンド型路上客席の設置に関する報告 コロナ道路占用許可を活用した『上野・湯島ガイトウスタンド&テラス』」都市計画報告集 No.19, 日本都市計画学会, 2020
永野真義,前田哲「池田武邦の「邦久庵」における自然共生理念に基づく設計プロセス」学術講演梗概集2021 建築歴史・意匠, pp101-102, 日本建築学会
澤田春奈, 鄭一止, 永野真義「商業地における歩行者優先の中幅員街路に設置された工作物附属型ファニチャーの利用実態とその有用性」都市計画論文集, 57巻3号, pp.630-637, 2022.10, 日本都市計画学会
平戸正英, 中島直人, 永野真義「城下町都市の近代化過程における『外堀空間』の変容と市街地の形成に関する研究」都市計画論文集, 57巻3号, pp. 855-862, 2022.10, 日本都市計画学会
花内誠, 中島直人, 小泉秀樹, 永野真義「第二次大戦前の大正・昭和期における『運動場問題』の構図に関する研究」都市計画論文集, 57巻3号, pp. 863-870, 2022.10, 日本都市計画学会
應武遥香, 中島直人, 永野真義, 宮城俊作「街中交通としての鉄道の線路脇空間における対鉄道行動の実態」都市計画論文集, 57巻3号, pp. 1249-1256, 2022.10, 日本都市計画学会
河﨑篤史, 永野真義, 中島直人, 宮城俊作「歴史的市街地における文化的景観の形成過程と住空間の応答」日本建築学会計画系論文集, pp1020-1031, 2023.3, 日本建築学会
高野楓己, 永野真義, 中島直人, 阿子嶋翔, 橘俊輔「都心歓楽街における夜間路上テラス席の利用運営実態 東京都台東区上野『仲町通り道路利活用社会実験2022』を対象として」学術講演梗概集2023 都市計画, 日本建築学会, 2023
■総説
永野真義, 湯澤晶子「Shinjuku Public Place Chronicle : 55 HIROBAと新宿の広場史」都市計画68(3), 96-99, 日本都市計画学会, 2019
永野真義「既存の街灯を活かす路上利活用術『ガイトウスタンド』の実践 上野・湯島の歓楽街, 仲町通りでのコロナ道路占用許可事例」道路(961), 日本道路協会, 2021
永野真義「大村湾を愛しむ茅葺きの庵を継いで」『樂』2024夏号,pp62-67, 株式会社イーズワークス, 2024.6
■ 講演
2017年9月
「人間のための都市デザインとその次へ」
日中友好会館主催、青少年国際交流事業(JENESYS 2017)
2018年6月
「アーバニストの入口」
フォーカスフォーラム長崎主催「長崎アーバニストを舫おう」
2021年2月
「自分ゴトとしてのコンパクトシティ」
水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会主催「第1回水戸まちなかデザインシンポジウム」
2021年8月
「手賀沼フィッシングセンター再生とヌマベクラブ」
我孫子の景観を育てる会主催「手賀沼ヌマベ会議」
2021年10月
「ひとつながりのヌマベをデザインする」
手賀沼流域フォーラム主催「第25回手賀沼流域フォーラム」
2022年3月
「ガイトウスタンド」
神田ウォーカブル研究会主催「神田ウォーカブル研究会シンポジウム」
2022年7月
「都市に寄生する?都市デザインのはなし」
三宮プラッツ主催「Sannomiya PLATZ BAR」
2022年10月
「都市寄生デザインの発想とその実践」
東京都主催「大学等と連携した観光経営人材育成事業/東京都観光経営人材育成講座」
2023年1月
「上野・湯島ガイトウスタンド&テラス」
日本都市計画学会主催「第46回都市計画セミナー」
2023年2月
「上野・湯島・池之端 仲町通りのまちづくり」
さいたま市主催「大宮南銀座まちづくり勉強会」
2023年11月
「飲める街灯からの歓楽街まちづくりと都市寄生デザイン」
国土交通省主催「ほこみちインスパイアフォーラム2023」
2024年2月
「新しい公共空間」
西海クリエイティブカンパニー「新しいAI”ビジネス”ラウンジ」
2024年4月
「邦久庵 これまでとこれから」
NPO法人長崎県天文協会主催「次世代への伝言 池田武邦生誕100年祭」
2024年8月
「身近な空間をつかってみよう」
ことまちプロジェクト主催「まちのにぎわいトークイベント」
■ 展示
2018年9月
「アーバニズム・プレイス展2018―都市計画の過去と未来の創庫」
担当:企画デザイン/会場デザイン/展示物デザイン
主催:公益社団法人 日本都市計画学会 都市計画法50年・100年企画特別委員会 認定特定非営利活動法人、日本都市計画家協会 アーバニズム・プレイス展プロジェクトチーム
2019年7月
「SHINOBAZU WONDER 12 - 明治アーティストたちの離合聚散-」
担当:会場デザイン/グラフィックデザイン
主催:東京大学大学院情報学環吉見俊哉研究室・渡邉英徳研究室・凸版印刷株式会社 共同研究「しのばず文化情報活用プロジェクト」
会場:旧平櫛田中邸アトリエ(東京都台東区上野桜木)
2019年9月
「第1回アーツアンドスナック運動 会場A スナックアトリエ」
担当:企画デザイン/会場デザイン/展示物デザイン
主催:アーツアンドスナック運動実行委員会
会場:宮内写真場4F
2022年10月
「建築文化週間2022 STREET TOOLS展」
担当:ガイトウスタンド出展
主催:一般社団法人日本建築学会
会場:建築会館1Fギャラリー
2023年12月
「廃墟再生プロジェクト展」
担当:企画デザイン/会場デザイン/グラフィックデザイン
主催:みなかみ町・株式会社群馬銀行・株式会社オープンハウスグループ・東京大学大学院都市デザイン研究室
メール(スパム・メール防止のため、「@」を「[*]」に変えて表記しています。)
nagano[*]ud.t.u-tokyo.ac.jp