3班の成果「ウォーターフロントの活用を考える」

       「水際ににぎわいを」


 

 写真:釜石港の夜景

3班は釜石の個性の1つである水際線に注目しました。現在でも港湾機能は充実していますが、折角市街地のすぐ側にあるのですから、一般の市民にも広く使えないかということで頭をひねってみました。もちろんまちづくりには産業振興も大事ですが、今回は時間が限られていることもあるので、「生活に潤いを与える空間づくり」ということに焦点をあてて提案をしていきます。

 

 発表の骨子

1、現地調査結果

場のイメージ
水際線を歩いて回って、気になった場を
抽出しました

魅力ある「場」をつくるための資源マップ
水際線の空間構成を地図にまとめました

水際の風景1
      〜甲子川周辺〜
水際の風景2
      〜公共埠頭から南桟橋〜
水際の風景3
          〜魚河岸周辺〜
水際の風景4
          〜船の見える場所〜
水際の風景5
          〜海へのびる道〜

  


2、ウォーターフロントへの提案


@ウォーターフロント活用の5つのイメージ

ウォーターフロントの5つのエリア
水際線を5つの「場」に分けてそれぞれの特徴をつけました

ウォーターフロント活用イメージ図

遊ぶ
      橋上市場近くの川原で水に触れる
やすらぐ
      市街地近くの緑が豊かな場所づくり
海に親しむ
      港のオープンスペースと漁港の雰囲気
賑わう
      朝・昼・夜と一日活気のある空間づくり
運動する
      気軽にスポーツのできるスペース


A「賑わう」の実現

水際線の中でも特に重要であると考えられる「賑わう」エリアについて実現の可能性を提案します

・「賑わう」エリアの現状とポイント

1.海の活気とまちの活気交わる場所である
   ・朝〜昼にかけての魚市場の賑わい
   ・商店街を中心としたまちの賑わい
                 この2つの活気が交差する
2.都市構造上の関所 である
   ・都市内レベル・・・市街地と港の結節点
   ・都市間レベル・・・道路交通上の要所であり、釜石の玄関口

3.空間を豊かにするための資源が揃っている
   ・魚市場、ガントリークレーン、大型船、漁船などが空間を演出


「賑わう」の将来イメージ

空間としての位置づけ

生活シーンとしての位置づけ(一日中賑わいがある)

1.まちと港をつなぐ
2.港らしさを演出する
3.市民の活動の場に
4.現在の魚市場の雰囲気を生かす



「賑わう」実現のためのアクションプラン

ステップ

目的

アクション

STEP1
まちのポテンシャルの顕在化

港に目をむけてもらうための「きっかけ」づくり
・市民の活動の盛り上がり
・活動に合わせた空間イメージの共有

・防潮堤を彩るイベント
・ガントリークレーンのライトアップ
・大通りでの場所前市開催
・魚市場でのビアホール

STEP2
にぎわいへの前提条件

魅力的な空間をつくる
〜イメージ共有・活動のの展開〜

・岸壁〜北桟橋のボードウォーク
・大通りの歩道拡幅
・空冷蔵庫のライブハウスへの転用
・プールバー

Step2〜
真のにぎわいへ

にぎわいと魅力的な空間の広がり

・はまゆりの発着
・市民活動の場
・広場と軸線の整備

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