丸ビル解体
(1997年)
『丸ビル再見!』(東北芸術工科大学 前川助手のHP)
東京駅前に建つ丸ノ内ビルヂング(通称丸ビル・大正12年2月完成)が解体されました。1995年1月の阪神・淡路大震災を受けて、所有主である三菱地所が自主的に所有建物の耐震診断を行い、「部分的補強や改修では十分な耐震性能を確保できない」と判断したことによります。
解体の進んだ丸ビル(「日経アーキテクチュア」より)
南側入口より(97.10.22)
これに対し、丸ビルの保存を呼びかける市民団体「東京の顔『丸の内』を守る会」が1997年2月に結成され、5月3日には丸ビルを“人間の鎖”でつなぎ、保存を訴えました。